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北朝鮮のミサイルは奥尻島から約450kmに落下!防空識別圏とは?

北朝鮮の最高指導者である金正恩による強硬姿勢により、アメリカをはじめとした諸国からの圧力に屈せず行われるミサイル実験。

日本は海を挟んだ隣国ということもあり、そのミサイルがいつ国民に危害を及ぼすかも分からないことから、防衛のため迎撃ミサイルなどを配備し、態勢を整えています。

そんな中、稲田朋美防衛相が5月16日に会見を開き、14日の早朝に発射され日本海に着水した北朝鮮のミサイルは、北海道の奥尻島から約450kmの防空識別圏内であることが発表されたのです。

 

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防空識別圏とは?

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北朝鮮からのミサイルが領海内に落ちたことはありませんが、「排他的経済水域(EEZ)内」には何度か着水したことがありましたよね。

今回、5月14日に北朝鮮から発射されたミサイルは高度2000kmと、かなりの高度まで上がってから着水しました。今回落下したのは、「防空識別圏(ADIZ)内」だったそうです。このEEZやADIZとは何なのでしょうか。

EEZとは、「Exclusive Economic Zone」の略で、国連海洋法条約に基づいて設定される、天然資源などの主権的権利や人工島や環境保全などの管轄権が与えられる水域のことです。つまり、その範囲内はその国家が優先順位的に上位の権利を持っている水域だと思えばいいかもしれませんね。領海の外200海里が設定出来ますが、領海と違って法律は制定出来ない特徴があります。

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ではADIZとは何なのかというと、「Air Defense Identification Zone」の略で、各諸国が防空上の必要性から領空の外側に設定した空域のことです。つまり、領内の外側にあるという点ではEEZと似た形になります。

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なぜこのような空域を設定しているのかというと、悪意ある外国の航空機に領空に侵入されてから対応していたのでは遅過ぎるからですね。

通常、領空に侵入した航空機は、旅客機でも1分ほど、戦闘機ならば数十秒もあれば領土の上空に到達出来ます。その間に攻撃をされたら、たまったものではありませんよね。そのため、領空の外側にADIZを設けて監視し、ADIZに許可無く入った航空機に警告を与えるため、そして迎撃などの態勢を整えるための時間を稼ぐことが目的の空域だと思って下さい。

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領空では無断侵入した軍用機は撃墜出来る権利がありますが、ADIZには法的根拠も拘束力もないため、あくまで領空内に入れさせないための空域となっています。

今回北朝鮮が撃ったミサイルが落下したのはこのADIZ内。特に国際法上の法的根拠も拘束力もないため、日本は何も出来ません。言ってしまえば公空域と変わらないわけですからね。

稲田防衛相は、北朝鮮が発表した画像を分析した結果として、4月15日の軍事パレードに登場した大陸間弾道ミサイルと形状が非常に似ていると指摘しました。

これが事実ならば、アメリカまで射程圏内に収まる弾道ミサイルの実験を始めたということ。北朝鮮の軍拡路線はさらに強まっていくことでしょうね。

 

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1支配人 shihainin

編集長の一言

ADIZという言葉を初めて聞いた方もいるかもしれませんが、特に法的拘束力もないため、今回のミサイル落下に関して言えば、あまり影響はありません。

しかし、留まるところを知らない北朝鮮の軍拡方針と挑発。相当な自信があるのでしょうが、日本や周辺諸国からすればたまったものではありませんよ。

 

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