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令状なく警官が拘束し覚醒剤使用で逮捕も無罪判決!証拠能力の基準とは?

日本の治安を守り、交通整理から犯罪など法律違反を犯した人間の逮捕などを行っている警察。

時にはイライラさせられることもありますが、彼らがいるから日本の治安が守られていると言っても過言ではありませんよね。

その警察官が覚醒剤使用を疑い職務質問をしていた際に逃走を図ったとして投げ飛ばし拘束、その後の最尿の結果覚醒剤の陽性反応が出たことから逮捕されていた男性が無罪判決を受けました。

実際に覚醒剤の陽性反応が出たにも関わらずなぜ男性が無罪になったのかというと、警察の令状のない違法な取り押さえが原因だったというのです。

 

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令状なしで拘束は違法行為?

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この事件は昨年6月16日未明、大阪市北区の路上で大阪府警曽根崎署員らから職務質問をした55歳の男性に対し、署員は任意の採尿を求めたものの男性は拒否しました。

この男性は「心臓が悪い」と話したため病院に搬送され、府警は強制採尿のため捜索差し押さえ令状の請求手続きを始めました。

しかし男性は病院内から急に走り出したため、署員の1人が男性を投げ飛ばし覆い被さって拘束したのです。問題となっているのは、この時点で令状が届いていなかったということ。

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その後令状が届き、男性を強制採尿した結果覚醒剤の陽性反応が出たため、逮捕されたのです。

しかし、この際に取り押さえた府警の巡査長の行為が適法かどうか、つまり違法捜査に抵触するのではないかということが争点となっていました。

そして3月24日、大阪地裁で行われた裁判で、覚醒剤取締法違反に問われた男性に対し無罪判決を言い渡したのです。

 

なぜ無罪なのか?

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男性は覚醒剤使用を認める自白をしたほか、採尿の結果覚醒剤の陽性反応が出たと報じられています。にも関わらず、なぜ被告男性は無罪となったのか。

それは、捜査が違法と認められたからです。

判決は巡査長が行ったこの制止行為を「非常に強度のものだった」と指摘しているほか、巡査長の説明が

 

「足が絡まって(被告が勝手に)こけた」

「足をかけて転倒させた」

 

と内容が変わった(嘘をついていた)点にも触れ、「令状主義を軽視していると言わざるを得ない」と断じました。尿からは覚醒剤成分が検出されたそうですが、それについても「証拠能力を否定すべき」だと結論づけたのです。

つまり、これを認めてしまうと証拠の捏造などによるでっち上げの強制捜査が黙認されてしまう可能性があるというワケですね。

ネット上からは

 

 

 

 

 

と賛否両論な意見が目立ちました。確かに「無罪はダメだろう!!」と思うものの、警察による証拠品捏造なども多く報道されていることから、市民を守る判決とも取れるわけで…難しいところですね。

しかしコチラの記事で提供されていた関係者が撮影した一部始終の動画を見る限り、引き倒して首を締めたり引っ張り回す行為が映っています。

検察は「限度を超えてはいない」と主張していたそうですが、これは明らかに過剰だと思ってしまいます。男性の弁護人は「意義ある判決。警察はひどい暴力を振るって、嘘もついていた」と話しているそうです。

 

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1支配人 shihainin

編集長の一言

犯罪者を野放しにするのか!?という意見も非常によく分かるのですが、これが認められてしまうと警察の裁量で拘束され、下手をすると証拠品の捏造なども行われかねないグレーゾーンな行為。

また、令状なしの拘束は憲法違反ですので、無罪となるのも致し方ないでしょう。

 

※日本国憲法第33条「何人も、現行犯として逮捕される場合を除いては、権限を有する司法官憲が発し、且つ理由となつてゐる犯罪を明示する令状によらなければ、逮捕されない

※日本国憲法第35条「何人も、その住居、書類及び所持品について、侵入、捜索及び押収を受けることのない権利は、第三十三条の場合を除いては、正当な理由に基いて発せられ、且つ捜索する場所及び押収する物を明示する令状がなければ、侵されない

 

ひとりっこタイム