スポンサードリンク

脊椎動物の中で最も長寿で400歳にもなるニシオンデンザメとは

動物はそれぞれ寿命が異なります。

例えば人間は現在80歳〜86歳位だと言われていますが、人間にとって身近な生き物である犬は約10~13年、猫は約15年です。

脊椎動物の中には人間以上の寿命を持つ動物もいますが、最も長生きする脊椎動物がサメだと知っていますか?

 

スポンサードリンク

 

なぜ寿命は訪れるのか?

スクリーンショット 2016-08-12 12.32.08

そもそも寿命とは「命がある長さ」の事を指しますが、その寿命の終わりがどうして訪れるのかというと、細胞増殖に関係があります。

脊椎動物の細胞(正確には染色体)にはテロメアという末端部分が存在します。このテロメアが一定以上短くなると、細胞は増殖を停止してしまいます。これが老化現象の主な原因ですね。そして細胞分裂をしなくなれば、体は崩壊していき最終的には亡くなってしまうのです。

スクリーンショット 2016-08-12 12.34.01

※この現象をヘイフリック限界(細胞分裂の限界)と言います。

これはそれぞれ動物毎によって異なってきますよね。何故なのか、というのはかなり難しい話になると思いますが、動物のサイズが関係していると言われています。体を構成する細胞が多いというのもあるでしょうが、最も関係があると思われているのは心臓の鼓動です。

なんと、全ての動物で心臓が動く回数は決められています。そしてその早さは、体が小さい動物程早く動きます。そのため寿命が尽きるのも早くなるんですね。生涯可能鼓動寿命という名前だそうで、人間は20億回が大雑把ですがその目安だと言われています。

 

脊椎動物で最も長生きなのは北極のサメ?

スクリーンショット 2016-08-12 12.20.05

これまでで最も長生きする脊椎動物だと言われていたのは亀だと言われており、現在最も長生きした亀としてギネス記録に認定されているのはホウシャガメのトゥイ・マリラという個体で188歳という記録が残されています。

スクリーンショット 2016-08-12 12.36.50

また記録されてはいませんが、推定250歳以上生きた亀も存在しています。そもそも「鶴は千年亀は万年」ということわざもあり、脊椎動物で最も長生きするのは亀なのではと思われていました。

しかし、今回約400歳という凄まじい年数を生きている動物が判明したのです。その生物とは、北極に生息している「ニシオンデンザメ」です。

スクリーンショット 2016-08-12 12.19.53

このニシオンデンザメは世界で最ものろまな魚と言われており、動きがのろまなほかに年間で1センチしか成長しない生き物です。

そもそも軟骨しか無いサメは石灰化する骨がないため、従来の方法では年齢や寿命は謎に包まれていました。しかし、デンマーク・コペンハーゲン大学の博士研究員であるユリウス・ニールセンさんらが、目の水晶体を使ってニシオンデンザメ28匹の放射性炭素年代測定を実施しました。

スクリーンショット 2016-08-12 12.37.51

その結果、平均年齢は272歳、5.02mの個体は392歳と推定され、脊椎動物の中で最も長寿である可能性が極めて高い事を科学誌「サイエンス」に発表したのです。

ニシオンデンザメのこれまでに判明している最大の個体は6.4mと言われており、500歳を超える個体も存在している可能性もあり得ますね。

なぜこんなにも長寿なのかという点に関しては、生息している環境やニシオンデンザメの特徴が理由だと思われます。そもそも極寒の地である北極に適応し、鈍重な動きをする事からも心臓の鼓動がかなり遅いと見られています。また年間1センチしか成長しないということは細胞増殖のスピードが遅いという事にも繋がり、老化が緩やかなのではないかと思われます。

今から392年前となると、1624年。江戸幕府がスペイン船の来航を禁止した年でもあります。大坂夏の陣から9年程しか経過していない年に生まれたサメ。なんともロマンが溢れていますよね!

 

スポンサードリンク

 

1支配人 shihainin

編集長の一言

脊椎動物の中ではホッキョククジラや亀を遥かに凌ぐ寿命を持っていたニシオンデンザメ。

江戸時代に生まれて今なお生きているとは、本当にロマン溢れる生物です。もしかしたら、500年以上生きている個体が見つかるかもしれませんね。もしも話せたなら、色々な話を聴いてみたいところです。

ひとりっこタイム